【古のSEO】打ち間違いページの意味と必要性【事例を紹介】
本記事の内容
- 打ち間違いページの意味と必要性
こんにちは、mine(@mineblog7)です。
ブログ歴は4年ほどになります。現在はmineblogを一人で運営しています。
GoogleやYahooなどの検索エンジンで、キーワード検索して目的のものを探すのは当たり前の時代になりました。
何か検索するときに検索窓に文字を入力しますが、文字を打ち間違うことはありませんか?Google検索では『もしかして○○ですか?』といった表示が出る時もありますよね。一度は見かけたことはあるかもしれません。

こんな感じで日本語入力のまま「ごおgぇ まp」と打つと、「もしかしてgoogle map」と表示されます。
間違ったワードを入力して検索ボタンをクリックすると思うような検索結果が表示されないこともあります。タイプミスやうろ覚えによって間違ったワードで検索した時に見かける古(いにしえ)のSEO「打ち間違いページ」について紹介します。
打ち間違いページとは?
打ち間違いページとは、その名のとおり間違ったワードで検索したときに、その間違ったワードで検索結果へ上位表示させるためのページです。
間違えられるワード
- 企業名
- ブランド名
- サイト名
- サービス名
こういった打ち間違いページがよく見受けられました。
不動産の情報サイト「suumo」を例に説明します。たとえば、「suumo」を間違って「summo」というワードで検索してしまった場合。

このように「打ち間違いページ」が検索結果に表示されました。このページをクリックすると、次のような画面が表示されます。

suumoでは多くの打ち間違いページを用意しています。
(誤)sumo、summo、suuumo、sumoo、su-mo、suuumo、スウモ、すうも、すーも、すーモ、スモー、スモウ
これだけの打ち間違いページパターンを用意してるということは、間違ったワードでの検索があるということですね。確かに間違えやすいかもしれません。
というかスモウは日本の国技ですね…。
打ち間違いページを作る理由
では、なぜ打ち間違いページが必要なのか?
具体的な理由は下記のとおりです。
打ち間違いページの必要性
- トラフィックの取りこぼしを減らす
- 間違ったワードの検索結果からスムーズな流入を促す
- 名前を正しく認知してもらう
それぞれ詳しく説明します。
トラフィックの取りこぼしを減らす
検索画面における文字の打ち間違いによって、検索結果に正しく反映されない場合があります。
打ち間違えたワードでの検索結果上位表示を実現することで、トラフィックの取りこぼし減らす狙いがあります。
間違ったワードの検索結果からスムーズな流入を促す
前述のトラフィックの話と関連しますが、打ち間違いページが検索結果で上位されれば、たとえ間違ったワードで検索しても、流入をスムーズに促せます。
名前を正しく認知してもらう
間違った名前(企業名、ブランド名、サイト名、サービス名)で認識しているユーザに正しく認知されることが期待できます。
打ち間違いページ事例紹介
suumoのほかにも打ち間違いページを用意しているサイトがあったので、いくつか紹介したいと思います。
打ち間違いページ事例
- じゃらん
- レオパレス21
- しまじろうくらぶ
じゃらん

ホテル・旅館検索で有名なじゃらんです。suumoと同じリクルートグループが運営しています。リクルートグループが運営しているサイトはほぼほぼ打ち間違いページが用意されています。
レオパレス21

賃貸でおなじみのレオパレス21のサイトにも打ち間違いページがありました。打ち間違いだけでなく、「レオパ」などの略称で検索したユーザー向けにもページを用意しています。
普段何気無く「レオパレス」と呼んでいましたが、「レオパレス21」が正式な名称のようです。覚えておきましょう。
しまじろうくらぶ

2014年4月に「おやこみらいひろば」から「しまじろうくらぶ」に名称が変わったようです。
変更前の名称での検索に対しての打ち間違いページが用意されています。また、しまじろうくらぶはこどもちゃれんじのサービスのひとつなので、「こどもちゃれんじ」での検索ユーザ向けにも打ち間違いページが用意されています。
今は打ち間違いページは必要なのか?
記事の冒頭でも少し書きましたが、Google検索の予測検索機能のおかげもあって、打ち間違いページはあまり必要ないですね。
別にあってもいいですが、ほぼ意味をなさないです。
まとめ
打ち間違いページは単なるタイプミスしたワードでの検索だけでなく、変更前のワードや略語などでの検索ユーザにも配慮したものでした。
今では古のSEOとなりましたが、ユーザーに対しての配慮の大切さは変わらないですね。
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